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auの新料金プラン「auピタットプラン」よりも、格安SIMの方が断然お得な件について

auピタットプランは本当にお得なのか

auは新しく「ピタットプラン」と「フラットプラン」という2種類のプランを打ち出しています。なんでも、従来のプランとは違うおトクなプランであるという噂ですが、本当にそうなのでしょうか?

 

本当にお得なプランなら、どういった条件で、どういった人であればおトクに利用できるのかという点について知りたいところっスね


そこで今回は、auの新しいプランの一つ「ピタットプラン」が本当におトクなのかどうか調べてみたいと思います。

auのピタットプランは本当に安いのか?

まずは、ピタットプランが本当に安くておトクなプランなのかどうかを知るために、ピタットプランの料金体系について解説したいと思います。ピタットプランはいわゆる「従量制」の料金プランとなっています。詳しい内容は以下のとおりです。

 

カケホ

スーパーカケホ

シンプル

1GBまで

2,980円

1,980円

1,980円

2GBまで

3,980円

2,980円

2,480円

3GBまで

4,480円

3,480円

2,980円

5GBまで

5,480円

4,480円

3,980円

20GBまで

6,480円

5,480円

4,980円

このように、その月のデータ通信量に応じて料金が設定されています。

従来のデータ定額のプランの場合、例えば5GBのプランを契約中に3GB弱しか使わなかった場合、2GB分の料金が無駄になります。プランを変更する際には何かと手間がかかってしまいますが、従量制のプランの場合は「使った分だけ」という料金スタイルが非常に使い勝手が良いのです。

従量制のプランは特に「毎月のデータ通信量が決まっていないユーザー」にとって使い勝手が良いです。あまりデータ通信を利用しない月もあれば、たくさんのデータ通信を行う月もある、そういった場合は従量制に基づいての料金が請求されるこのプランが無駄なく使えておトクです。

ピタットプランは「カケホ」「スーパーカケホ」「シンプル」の3種類がある

また、ピタットプランには「カケホ」「スーパーカケホ」「シンプル」の3種類のプランが用意されていますが、それぞれの違いは「通話料の扱い」です。

カケホ」は、従来の大手キャリアのかけ放題プランと同じで、文字通り国内の通話料がいつでもかけ放題のプランです。

スーパーカケホ」は、5分以内の国内通話という条件付きで通話料が無料になるタイプの通話定額サービスです。格安SIMでもよく見られる通話定額オプションサービスと同じで、1回の通話時間が短ければカケホよりも基本料金を抑えられます。

シンプル」は通話定額サービスが無く、基本料金が最も抑えられているタイプのプランです。

 

どのプランが良いのかは、使う人の通話スタイルによって決まるっスね

カケホは、1回の通話時間が長い人向け、スーパーカケホは1回の通話時間が短めの人向け、シンプルは通話そのものをあまり利用しない人(通話機能自体は必要な人)向けという点で判断すると良いでしょう。自身の通話スタイルを正確に把握し、最適なプランを選ぶことで通信費の節約に繋げることができます。

なお、上記の表の料金は「ビッグニュースキャンペーン」「auスマートバリュー」「誰でも割」の3種類の割引サービス・キャンペーンを全て適用した場合の金額を表示しています。場合によっては適用できない割引もありますので注意してください。

auユーザーがピタットプランに

ピタットプランの基本的な部分について触れたところで、次にいくつかのパターンに分けてピタットプランがどれだけおトクなのだろうかという点について解説します。

まずは、auの従来のプランを利用中のユーザーがピタットプランにプラン変更するというパターンについて解説します。

比較するのは「ピタットプラン(カケホ)」の3GBまでの料金と、auの従来プランの「データ定額+カケホ+LTE NET」の3GBプランです。

  ピタット3GB ピタット3GB データ定額3GB
  最安値 最高値  
月額料金 4,480円 7,980円 7,200円
従来プランとの差額 ▲2,720円 780円  

このように、ピタットプランの場合、最高値だと従来プランよりも月額料金が高くなっています。

最高値の料金は、先程少し触れた3種類の割引サービスを一切利用しない場合の料金設定です。3種類の割引をすべて適用できる場合だと月額料金が3,500円も割引されるので、従来プランよりもかなり安い料金設定になっています。

3種類ある割引サービスは、どれも特定の条件を満たさなければなりませんが、一つも適用できないということはあまり考えられません。特に後述の「誰でも割」ともなれば、ほぼ無条件で永年割引を受けられます。これを適用するだけでも従来のプランと比較しておトクな条件で利用できるでしょう。

新規または他社からピタットプランへ

次に、新規契約および他社からauに乗り換えしてピタットプランに申し込む場合です。

こちらは、比較対象として同じくかけ放題オプションが用意されている「楽天モバイル」の、上記と同じく3GBに一番近い3.1GBのプランと比較してみたいと思います。

  ピタット3GB ピタット3GB 楽天モバイル3.1GB
  最安値 最高値  
月額料金 4,480円 7,980円 3,980円
楽天モバイルとの差額 500円 4,000円  

なんと、こちらの場合はピタットプランが最安値の条件で利用できた場合でも、楽天モバイルのほうが安い料金で利用できるのです。しかも、ピタットプランで利用できる割引サービスの中には期間限定のものが含まれており、それが終了するタイミングになるとさらに楽天モバイルよりも高い料金設定になってしまいます。

さすがに料金面だけで比較すると格安SIMには敵わないのだということが良くわかります。ですが、割引を全て適用できればその金額差は500円まで狭めることができるという点は少し驚かされます。ですが最高値となると約2倍の料金設定になるという点はやはり大手キャリアの料金設定の流れを捨てきれていないのだろうと考えられます。

ピタットプラン最安料金の条件

次に、ピタットプランを最安値の条件で利用する方法について解説します。

前述の通り、ピタットプランは3種類の割引サービスを適用することができ、これらすべてを適用できればピタットプランを最も安い料金設定で利用できます。

ビッグニュースキャンペーン

まずは「ビッグニュースキャンペーン」です。2017年12月31日までに申し込むことを条件として、申し込みの翌月から1年間の月額料金を1,000円引きしてもらうことができる割引キャンペーンです。ただし、適用条件は期間限定の申込みだけではなく、auユーザーなら機種変更(アンドロイド端末のみ)を伴う必要があります。

auスマートバリュー

次は「auスマートバリュー」です。規定の対象サービスを一緒に利用していることで携帯電話料金に割引を受けることができるサービスです。ピタットプランの場合、2GBまで(シンプルプランの1GBを除く)の料金の場合は500円引き、3GB以上の料金の場合は1,000円引きとなります。シンプルプランの1GBの場合は、auスマートバリューによる割引が適用されません。

誰でも割

最後は「誰でも割」です。これは、2年間の継続利用を条件として、月額料金を1,500円引きしてもらえる割引サービスです。契約期間は2年間、その後は自動更新(解約の申し出がない場合)されて割引も継続されます。

スマートバリュー同様、条件を満たし続ける限り割引が永年適用されるという点が大きなメリットです。また、割引額も月額1,500円とそれなりの金額であり、2年間という契約期間のデメリットはありますが必ず適用しておきたい割引サービスです。

ただし、2年毎に2ヶ月の「更新期間」があり、それ以外のタイミングで解約すると契約解除料として9,500円も支払う必要があります。更新期間中の場合であれば不要ですが、更新期間が終了したらその後22ヶ月間(更新期間を1ヶ月目、2ヶ月目として、3ヶ月目〜24ヶ月目)は契約解除料が必要になり、自動更新による次の更新期間を待たなければ余計なコストがかかります。

割引に関しての考察

この中で最も難易度が低い割引は「誰でも割」です。適用条件が「2年間の継続利用+自動更新」であり、そう頻繁にキャリアを変更するつもりがないのであればほぼ無条件で適用できる割引であると言えます。

次は「スマートバリュー」です。これは対象となるサービスを利用することが条件となりますが、最大で1,000円の永年割引を適用できるのは嬉しいポイントです。対象サービスとして有名なのは「auひかり」ですが、他にも全国各地の光回線がその対象となっています。現代においてインターネットは必須のツールと言えますので、固定回線の通信会社を選ぶ際にはスマートバリューの対象となるサービスを選びたいところです。

最後の「ビッグニュースキャンペーン」は少し厄介かもしれません。まず、割引の適用は永年ではありません。申し込みの翌月から1年間の月額料金を割り引くので、2年目以降はこの割引は適用されません。誰でも割で最低でも2年間の利用を前提とするのであれば、1年間は少し割高な料金設定でこれを利用しなければならなくなります。

 

割引きが適用されなかったら結構高いっスね


 

そうなんだよね。通信速度は1GBだから、1GBを超えると利用頻用途に応じて料金が高くなるのも注意だね。


もう一つ厄介なのは「適用条件」です。ビッグニュースキャンペーンが適用されるのは、「auユーザーが、機種変更を伴うプラン変更でピタットプランに申し込む(申し込み後の機種変更を含む)」もしくは「新規申し込み(他社からの乗り換えを含む)」の場合に限定されています。ここで問題となるのは「iPhone」です。次の項目で詳しく解説します。

iPhoneはプラン変更のみ可能

ピタットプランに申し込む際に注意しなければならないのは「iPhone」の存在です。公式サイトの情報によると、iPhoneの「新規購入を伴う新規契約(乗り換え含む)」および「機種変更を伴うプラン変更」については、申し込みの対象外としているのです。つまり、ピタットプランを新しく利用したい場合、iPhoneではなくアンドロイド端末でなければならないということになります。

ですが一つだけ「iPhoneでピタットプランを利用する方法」があります。それは「機種変更を伴わないプラン変更」です。つまり、既にauの従来プランをiPhoneで利用しているユーザーが、機種変更を伴わず今までと同じiPhoneでピタットプランに申し込む場合であればOKということです。

ただし、この場合はビッグニュースキャンペーンを適用できません。ビッグニュースキャンペーンは、既存のauユーザーの場合は機種変更を伴う必要があるからです。iPhoneを使い続けるということは機種変更を伴わないので、割高な料金設定となります。

「毎月割」終了前のプラン変更は損


参照元URL:毎月割 | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

最後に「毎月割」について触れておきます。毎月割は、新規契約および機種変更時に、対象機種の購入と同時に指定のデータ定額サービスに加入することで、24ヶ月間の月額料金割引が適用されるサービスです。割引額は機種別に設定されており、端末の分割払いによる負担を抑えることができる割引サービスとなっています。

しかし、これはピタットプランには適用されません。毎月割は指定のプラン以外に変更する場合、割引が途中でもその時点で終了してしまいます。つまり、従来のプランであれば最大24ヶ月分の割引を受けられたところを、それが終了する前にピタットプランに切り替えることで数回分の割引が受けられなくなってしまうのです。

もちろん、既に24回分の割引を受けている場合であればピタットプランに切り替えてもデメリットはありません。そのため、毎月割が適用終了となるタイミングまでプラン切り替えを見送る必要もあるということになります。

ただし、ピタットプランに適用できるビッグニュースキャンペーンは年末までの申し込みという期間限定のキャンペーンなので、1,000円×最大12ヶ月分の割引とのバランスを考慮する必要があります。複数の割引サービスが絡むと少し複雑になりかねませんが、冷静に料金の分析を行い、最もおトクな条件で利用できるタイミングを見定める必要があります。

まとめ-やっぱり格安SIMがおすすめ

条件次第では従来のプランよりも安く利用でき、従量制というメリットも享受できるピタットプランはおトクなプランであるという印象も受けます。しかし、全体を見て冷静に判断してみると、やはり格安SIMと比較するとそこまでお得とも言い難いのです。

前述の通り、同水準のデータ量を持つ楽天モバイルのかけ放題オプション付きよりも料金が高く、一部の割引サービスが期間限定であるという点を含めて考慮すると余計に割高に感じます。下手をすれば、格安SIMの倍近い料金設定でスマートフォンを利用しなければならなくなる可能性もあります。

もちろん、安さだけが通信会社選びの基準となるわけではありません。ですが、料金の安さに主眼を置いて比較してみると、どう考えてもそこまでお得であるとは言えないのです。条件次第でもありますが、やはり格安SIMを利用したほうが通信費の節約に繋がると言えます。

格安SIMの中にも、従量制のプランを提供するMVNOや、かけ放題オプションを利用できるMVNOも存在します。携帯電話料金を安くして通信費を節約したいと考えている人の場合、ピタットプランやもう一つの新プラン「フラットプラン」を利用することを考えるよりも、月額料金の安さが売りの格安SIMを利用することを考えたほうが良いでしょう。

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